「ひかりの輪」がオウムの賠償
オウム真理教犯罪被害者支援機構（理事長・宇都宮健児弁護士）と教団の上祐史浩元代表が代表を務める「ひかりの輪」は、今後ひかりの輪が一連のオウム事件の被害者に未払いの賠償金を支払うことで合意した。合意は６日付で機構側が１０日、発表した。未払い賠償金は現時点で約２１億円あり、機構側は反上祐元代表派の「アレフ」とも協議している。
オウム真理教の破産手続きは３月に終結した。被害者への配当総額は約１５億円で、未払いの債権約２１億円を機構が譲り受けた。
合意書によると、この約２１億円から被害者救済法（０８年６月成立）に基づき支給される給付金を差し引いた金額をひかりの輪が支払う。破産手続きの際、債権を届け出なかった被害者にも支払うため、最終的な賠償額は不明。さらにひかりの輪は年２回以上、機構側に財務状況を報告するという。
賠償するのはいいことだが、21億円もどうやって工面するのだろうか？
高額な何かを売ったり、多額のお布施を強要したりして被害者の弁済に充てるなら、受け取る被害者たちも複雑な心境だろうなあ。
真っ当な商取引や人に迷惑をかけない宗教活動でお金を集めるならいいんですが。
